箱推しより単推し

アーティスト女性声優を追う社不の話

PROGRESS

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皆さんこんにちは、甘党です。

先日、来る「大橋彩香SPライブ」に行ってきました。
実は声優のソロライブというものに参加するのは2回目でして、しかもホールでのソロライブは初めてなので、ライブ初心者のような心持ちで行ってきました。

結論から言わせてもらいます。


圧巻のライブでした。


ライブの全貌を語るのはさすがに大変ですし長ったらしいので避けますが、自分としていくつか印象的な場面があったのでそこを取り上げていきたいと思います。

まず何よりも初っ端のドラムソロですね。これは自分が、そして一部のオタクは切実に望んでいたものです。大橋彩香さんは元々小学生の時からドラムを習っていて、最近で言えば「バンドリ」でその腕を披露する機会が多かったのですが、「声優大橋彩香」として、「アーティスト大橋彩香」としてライブで披露したのはおそらく初だと思います。
決してテクニカルなものではなかったのですが(もちろん大橋彩香さんを配慮してのものだと思いますが)、驚くべくはその演出ですね。めちゃくちゃ高くせり出したステージで一人急に叩き出すなんていう、奇抜な演出でした。本人も「声優初の試みではないか」とこぼすくらい面白く凝った演出でした。

次に「ヘッドセットの登場」です。これの存在が大きかった曲として「ユー&アイ」、「Break a liar」があります。
「ユー&アイ」の振り付けはおそらく今回で初めて、両手で完全に踊り切ったのではないかと思います。PVでも一部片手でしたからね。これは振りコピ厨の自分の中ではめちゃくちゃデカかったです。
さて、問題は「Break a liar」ですね。
なんだあのバケモノは。
この曲はダンスミュージックだったので「おそらく踊るんやろなぁ」とは思っていましたが、ダンサー顔負けのキレのある踊りを披露してくれました。その時歌はどうするんだろう、とは思っていたんですよ。そうしたらCD音源が流れていたので「流石にキツかったか~wwwww」、と余裕ぶっているのもつかの間、

「あれ、CD音源なのにめっちゃ息継ぎの音聞こえるけど……」

そう、彼女は、ダンサー顔負けのダンスをこなしながらブレることなく歌い続けていた、のです。

それに気づいた時、すっかり彼女のパフォーマンスに飲み込まれてしまいました。目を離せませんでした。ライブに向けて鍛えていたとは聞いていたものの、ここまで完璧に仕上げてくるのは、自分の中では彼女が初めてでした。
練習したとは言っても、どの演者さんも普通は息切れして歌えなくなるものです。それを、大橋彩香さんが、あの多忙を極めていることで有名な大橋彩香さんが、完璧に仕上げてきました。もう感動せずにはいられませんでした。とてもいい経験をさせていただきました。

最後にライブを通しての感想ですが、「歌声の変化」です。
決して最初から彼女を追っていたわけではないのでストックも経験も少ないですが、明らかに変わっていました。
すごく低音が安定していたように思えました。「Break My Jail」なんかはその最たる例です。あの曲は彼女にしては珍しくかなり低い音程で歌われる曲で、CD音源でもかなり苦労して出しているように思えました。ですが、今回ではかなり安定した、芯のある声を出せていたように思えました(ここ自分がありえん高まっていたので曖昧な表現になってます。すいません)。なにより声量がかなりありました。他にも大人っぽい曲なんかは低音が多かったものの、コブシをきかせて歌っていました。
そして、彼女自慢の「どこまでも真っ直ぐな声」、これもさらに進化を遂げていたように思えます。開幕かなりハイテンポでハードな曲が並んだのですが、一切息が切れることなくCD音源のような完璧な歌唱をしてくれました。本当にどこの現場に行っても、声優だって所詮は人間、息も絶え絶え歌う人が少なくないんです。そんな中あそこまでブレることなく歌えたのは、ライブの経験数の違いであり、なにより彼女の絶え間ない努力の結晶なのだと深く感じました。


つらつらと語りましたが、今日のライブは本当に素晴らしいものでした。彼女のレベルアップ、もとい「PROGRESS」が感じられるいいライブでした。あの人には狭い会場のちんまりした演出はもはや似合わないとは思っていたので、盛大なパフォーマンスを見せてくれたことをとても嬉しく思いました。
MCだって「ここまでぺらぺら話せる人だったかなぁ」と思うほど上手くなっていましたし、当日発表されたバースデーイベントに向けても「話したいことがたくさん増えて~」なんて話していたので、そこも含めて「PROGRESS」だったのかなと、思います。
今回自分は天空も天空のクソ雑魚無人権席だったので語れることはこんなもんです(マジで次回はリベンジしたい)。

ここからライブ外の感想になりますので、興味が無かったり、読んでて冷えたら即ブラウザバック推奨です。

今回、僕は二次先行(公式名は「HP先行」)で友人と3連番を勝ち取ったのですが、まぁ人権のない席でした。3階の後から2番目の席なんて、真剣なオタクが座るとはとても思えませんね。最速で3連番を入れたら落ちちゃったんですよ。そうなった時に、「ネットを漁り回って良席を譲ってもらう」か「そんなの知らねぇ、身内でワイワイやる」の2択だったんです。まぁ文脈から察せるとおり、僕は後者を選びました。ライブは楽しんでなんぼのもんだと思っていたのでこれが最良の選択なのかなと。
実際行ってみたら、やっぱり友人と並んでおふざけもありながらやる方が楽しかったです。あまりこういうことを言うのはいけないとは思うのですが、あまりにもテンションの低いオタクが多いわけですよ。正直、大橋彩香の現場は年齢層が広くて、年配(僕にとっては比較的)の方も多いので、落ち着いた現場になるのは分かっています。そんな中、良席を引きたくて単番で申し込むのはあまりにもリスキーでした。両隣ペンラふりふりマンだったらとても耐え難いものがありますし。
ですが、現実はそう甘くはなくて、声優を推しているとどうしてもその現場ではマウントを取りたくなるもので、「ボール欲しかったな」とか「認知もらえたらな」とか考えるわけです。やろうと思えば人脈を広げて金を積めばいい席を引ける確率はあがりますし、単番で申し込めばほぼ間違いなく最速で通るのだからやればいいのですが、前者は学生の僕にはとてもじゃないですがキツいですし、後者は何度も言いますがあまりにもリスキーです。
「真剣なオタク」としてはどうしても「良席であること」が望ましいんですよ、どうしても。ですが、やっぱりライブに行くならノリの合う友達と並んでワイワイやる方が間違いなく楽しいですし、自分としては苦渋の決断でした(実は良席を譲ってもらえる可能性はあった)。でもまぁ、Twitterに「ワイが大橋彩香のオタクや!w」と金テ銀テやらボールやらの画像とともに投稿されたらたまったもんじゃないです(特定の人間に向けたコメントではない)。とにかく、席問題についてはオタクと相談していきたいですね。
それと、大橋彩香現場特有の「クソコール」問題。これについて是非を問うて語るつもりはありませんが、あった方が現場っぽくて楽しいですよね。もちろんこれは僕が「そっち側」の人間でもあるから言えることですが、所詮はレギュレーションなんてスタッフが見つけなければないも同然ですし、やりたいことやったもん勝ちですよね。今回、ついにはっしーはミラハのイントロで掛け声を求めることをしなくなっていましたが、流石に悲しかったです。オタクのおふざけが声優の動きまで変えてしまったかと思うと、罪悪感に苛まれるものですね。
あ、それから運営さん、ペンラの持ち込みの有無はちゃんと見た方がいいですよ(鼻ほじ)。レギュで禁止にするくらいなら徹底してほしいですね。あくまで大橋彩香さんが気にするであろうから禁止にしているのに持ち込まれたらダメですよ。あとちゃんと取り上げてくださいね。彼女を傷つけることに繋がるのはマジでNGなので。

以上です。
帰りのバス内で感情的になって殴り書いた記事なのでもしかしたら編集し直し、もしくは追記とかするかもしれませんが、今回のライブはこんな感想です。
そういえば初めてプレボに手紙に+αを付けて入れましたが、まさかドラムのチューニングキーセットをプレゼントするオタクはいなかったですよね?被らないと思って選んだので勘弁してください。

てなことで、実は自分の中ではかなり波乱があった大橋彩香ライブでした。めちゃくちゃ高まって推しをじっくり見られなかったので円盤化が待たれます。
では、これで今回は締めとします。お読みいただきありがとうございました。
事後物販が無かったら殉職予定です。

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